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医療機関から見たら

医療機関側のメリットとデメリット

一方医療機関のメリット・デメリットはどうでしょう。メリットは患者さんの窓口での医療費支払いが減るという事になるため、窓口での未払い金の患者さんが少なくなる事です。
デメリットについては、患者側のメリットと同じく、更新期間をすぎると手続きを行わないといけない点です。この更新期間について、医療機関側も把握しておく必要があります。本来は本人が更新時期について把握しておいて手続きを行うべきなのですが、忘れている事が多く、申請期間を過ぎてしまうと、更生医療としての請求ができなくなってしまうため、医療機関の方から、患者さん側に更新手続きを促す必要があるからです。市町村によっては、医療機関の側で更新手続きを行う事もできます。患者さん側にとってはすべて手続きをしてもらえる事になって有難いですが、繁忙期の医療機関にとっては大きく負担となり、これは医療機関側のデメリットと言えるでしょう。

医療機関側での手続き

既に書いたように、市町村によっては医療機関の側での更新手続きが可能な場合もあります。さらに患者さん側の方で手続きをしてくれたとしても、その更新に合わせて、医療機関側としては厚生医療の治療が必要かどうかという医師の意見書を作成して、提出する必要があります。それが結構手間暇のかかる仕事となります。そして更生医療を使う患者さんのほとんどが、役所からの勧めに従って、この制度の仕組みについてよく理解していないままに利用しています。役所側としては、更生医療を使ってもらえば、医療費は国の支払いとなるため、市町村の医療費負担分が減ることになるのです。そのため更生医療を使うように強く勧めてきます。医療費負担に関して言えば、病院側は国が払おうが、市町村が払おうが関係ないため、メリットは全くない事になります。


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